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2022年4月からの悲報・・・
2021年は10月1日に公表された内容なので今更感たっぷりですが、知らない方を想定して書いています。自分も具(つぶさ)にどう条件が変わるのかチェックしていなかったので。
楽天のサービスを使うときには利用金額に応じてポイントがもらえます。SPU(スーパーポイントアップ)とかお買い物マラソンなんかは有名です。
この「利用金額に応じて」の部分がこう変わります。
- 現在:税込金額に対して
- 2022年4月から:税抜き金額に対して
例えば楽天市場で買い物をする場合は基本ポイントとして1%還元を受けられますが元々税抜き10000円(税込で11000円)の買い物をしていると11000円の1%で110ポイントもらえていたのが10000円の1%で100ポイントしかもらえなくなります。
楽天経済圏の恩恵に預かっている人(自分も含む)にとっては辛い話です。
これを含めた楽天のポイント改悪の理由には楽天モバイルの基地局整備等々でお金がかかっていることが挙げられます。
そもそも企業がお客さんを囲うために企業努力としてポイント還元をしてくれていると考えたらケチケチ言うのは避けたいですね。
以降は自分が使っているサービスでの詳細な変更内容を共有します。この情報は楽天PointClubから各ページに飛んで確認したものなので、詳細を見たい方は読むのをやめてリンク先に飛んでもらったらOKです。
サービス別の変更内
楽天市場
税込から税抜きに対象金額が変わることに関連しての特記事項は以下です。
- 楽天市場以外に楽天ブックス・楽天Kobo・楽天スーパーDEALも対象
- SPUや各種キャンペーン(お買い物マラソン?)の対象金額も同様に変更
- ふるさと納税は変更なし
SPUとかキャンペーンの付与ポイントもそりゃ改悪せざるを得ないよなとは思います。個人的には楽天ブックスやKoboも対象なのが痛いのですが、実のところ本については税込1000円未満のやつを購入する分には今と変わらんので特にガッカリはしてないです。
例)税込990円(税抜き900円)の本を10冊かったときは今でも100円につき1ポイントなので税金部分の90円にはポイントがつかず900*10=9000円に対してポイントが付与
ふるさと納税はそもそもが住民税の前払いという側面を考えたらこのルールに則った改訂はできないですね。やるならポイントをつけなくすることですが、そうしたら楽天を使ってくれなくなる可能性大なので中期的にも手はつけないと予想します。
楽天トラベル
- 国内で利用するサービスが対象
- 従来通りクーポン利用分は抜きにして対象金額を計算
- 2022年3月31日までに成立させた予約に対しては税込金額が対象になる
前もってホテルや交通機関の予約をとる方については年度内に予約してしまうのが吉です。
これまでは税込金額が対象って言ってるけど疑問点。今年はよく楽天トラベルでホテルの予約をしていたのでそのときから思っていることですが、こんな感じで税込金額の1%から1ポイント少ないポイントしか進呈されないことになってるんですよね。
これは何をどう計算したらそうなるのか・・・。
楽天モバイル
こちらはいわゆる格安SIM版の楽天モバイルだけが対象です。今時点で税込金額に対してポイントがついていた以下のサービス
- 通話料
- 楽天でんわ
- SMS送受信
などが税抜き金額に変更となります。
UN-LIMITを契約している方はこれまで通りで一安心。
ポイント系は改悪されるありきでサービスを利用
あらゆることで自分は期待しないことをモットーにしています。
例えばお金に絡む話でいうとこんな想定をしています。
- クレジットカードのポイント還元がなくなる
- 楽天モバイルが通信無制限ではなくなる
- 資産運用にかかる税率が上がる
- 年金は今の2割減
「そんな悲観ばっかりしなくても」、そう思うのも一つですが少なくとも今の状況が永遠に続くと思っていると改悪されたときのイライラとかガッカリが大きくなるのでそれを避ける趣旨です。
今回の楽天の改悪についても冷静に考えてみましょう。
- ポイント還元を充実させる=純粋な売上が減少する(∵楽天が支払い料金の肩代わりをしているといえる)
- 税込金額に対してポイント還元=消費者から預かった消費税をそのまま納めるはずが、その一部を会社負担しないといけない(消費者は楽天から消費税の一部をポイントとしてキャッシュバックしてもらっていることになる)
- もし消費税が上がって行ってもサービスを変えなかったら楽天の売上減=従業員の給料を上げられない
消費者が得をしている=誰かが犠牲になる、です。よく「もっと給料上げろ」とか「日本は賃金が安い」とのたまう方がいますが、そう言う方がこの改悪に対して文句を言ってるならそれは盛大なブーメランです。
今まで楽天が税負担を肩代わりしていた部分を解消するだけなのですから、悪い話でもなんでもありません。
自分が過去に使っていたKyashというチャージできるクレジットカードについても利用開始時にあったサービスはこのように変わりました。
- 還元対象:利用開始時はSuicaチャージもありだったのがなしになった
- 還元率:2%だったのが今は条件つきの最大1%まで(実物のクレジットカード発行しないと0.5%)
これも改悪された時は批判ツイートをたくさん見かけましたが、これだって集客のための一時的なネタなのは容易に想像がつくわけで永遠に続く方が逆に怖いです。
ポイントはあくまでおまけ、これを忘れずにいることで心穏やかに各種サービスを使えるようになるのでこの手の改悪でいつも感情が動いていた人は心のうちに入れておくようにしましょう。