この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『後悔しないコツ 心がいつも前を向く95のことば』です。
後で悔いるから後悔。「よし!今から後悔するぞ!」とか「これは後悔するけどやろう!」って思ってすることはないですよね。なので後悔するのは仕方ないですが、その後引きずるか、のちの行動を改められるかが肝です。
本書は目先の後悔は吹っ切って肯定的に捉え、のちの行動を改められるような行動サイクルになるための指南書です。
本書の構成は以下の通りです。
- 楽天的なマインドであることの利点
- 「その時点では最善だった」という考え方
- やらない後悔よりやる後悔(これはよく聞く考えですね)
- 自分らしく生きれたら後悔しない
- 上手に開き直れば後悔しない
- 今にを大切に生きる
- 嫌な出来事も前向きに受け入れる
- しないといけないことに全力を尽くす
- 人生、やり直しが効く話
そういうわけで、本書は「後悔しないコツ」ですが「後悔をしない、引き摺らないためのコツ」が正確な発信内容です。
本書に記載されている気に入った考え方
95個全て出すわけにはいきませんし、内容によっては広く知られていることもありますので、個人的に気に入ったことを紹介します。
- その時々でベストと思われる選択肢を取る
- 行動しない、できない人に欠如しているのは能力ではなく執念
- 現在に集中すれば過去を振り返る隙が生まれない
- 何かを始めるに遅いことはない
その時々でベストと思われる選択肢を取る
実践しています。行動を決める前にできることなので難易度が低いと思います。
行動しない、できない人に欠如しているのは能力ではなく執念
耳が痛い・・・💦自分の課題です。
一部能力がないと実現できないこともありますが大概は人のサポートを受けたらなんとでもなるもんで、あとは自分分にやる気があるかないかが鍵です。
いませんか?そんなに優秀じゃないんだけど上手いこと世渡りしたり、プロジェクトの中心にいたりする方。
自分が見てきたそういう方は能力の有無はさておきモチベーションが高い点が共通しています。
現在に集中すれば過去を振り返る隙が生まれない
よりよい現在⇨未来への選択のために振り返ることはしますけどね。
暇な人ほど考える時間が生まれるので弊害として後悔が生まれることがあります。他方、一々細かいことを考えてる暇なんてない人は、暇がないのは不幸かもしれませんが後悔しようがない点では幸せとも言えます。
何かを始めるに遅いことはない
今日が人生で一番若い日
リベ大で毎日言われていることです。30代になったら「20代のうちにやっておけばよかった」と思い、それで行動せずに40代になったらしなかったら「30代の時に気づいたんだから30代のときにやっておけばよかった」と思い・・・。
思ったその日ではじめろってことです。
なぜ後悔したのか、理由を考えてみると・・・
この本のいいと思ったところ
- 95個も後悔しないためのアドバイスが載っている
- 小難しくない文章表現
全体的にスッと入ってくる書きっぷりです。アマゾンでベストセラーなのもうなずけます。
自分がした後悔を考えてみると・・・
後悔したことはいくらでもあります。キリがないけどこんな感じ。
- 学生のうちに東北、九州一周旅行をしなかった
- 格安SIMに切り替えるのが遅かった
- 学生時代気になっていた人に告白する
- 着もしない洋服や靴を買うために貴重なお金を無駄遣いした
ただ、後悔の内容はというと簡潔にカテゴライズできると思います。
- 世間体を気にして行動しなかった
- うまくいかなかった場合のリスク回避のための行動を変えた
- 後付けで知ったことにもかかわらず当時知っていればという仮定をする
- 比較的容易なハードル(金銭・時間)の課題解決努力を怠った
世間体を気にしたなら自分らしく生きるに振り切ればいいし、うまくいかないと思って行動しなかったのならそれは正解かもしれません。
特に後付けで知ってとか、当時なかったものなのにさもあったかのような後悔するのってどうしようもないので、これこそするだけ無駄です。
2010年にiPhone13は買えませんし、楽天モバイルunlimitは2019年にならないとサービス利用できません。そんなものに対して「なんで自分は2010年にiPhone3gを買ったんだ」とか「なんでmineoを使ってたんだ」とか言ってもナンセンスです。
そうなると重要なのが本書にもある「その時ベストだと思った選択肢かどうか」。
こと通信環境に関しては幸い実践できてました。当時情報を調べて自分の使用方法と照らして一番安いとされる方法をチョイスし続ける。振り返ったらそれは最安ではなかったのですが、割り切れるので後悔はしてません。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中10点です。
この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。
- 行動する前も後もくよくよ考える
- いつまで経ってもやったことを引きずる
自分は人生における優先順位の制約条件下では後悔しない人生に少しずつ近づいている実感があります。
後悔しない人生、引き摺らない人生は幸福度に直結です。