この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『なぜデパ地下には人が集まるのか』です。
今のご時世、アウトレットモールやイオンのような大型ショッピングセンターができたのはいうに及ばず、ネットショッピングの盛り上がりでデパートの立ち位置が霞んでいるように感じます。
ちょこちょこ閉店のニュースが流れると悲しいものです。
それでもホニャララ物産展があったり、ちょっとしたいいお買い物をしようと思ったら行く場所といえばデパート、これは変わらないことです。特にデパートの中でもデパ地下と呼ばれる食品街には頻繁にいくと言う方もいるのではないでしょうか?
本書では社会の流れがさまざま変わる中でもデパ地下人が集まり続ける理由について、その歴史を紐解きながら考察していきます。
- 今デパ地下にスポットライトを当てる理由
- まち・みせ・ひととデパ地下の結びつき
- デパ地下の進化
デパ地下の魅力はここにあり
これはデパートそのものもそうであると思うのですが、巷のショッピングセンターとデパート、百貨店の違いはと言われたら次のような事実があります。
- デパートは流行の最先端=ファッションをいく
- 思いがけない出会いが生まれる
- ちょっといいものから普段使いのものまで幅広いものが手に入る
今どき、お中元とかお歳暮なんて送らないからデパート行かなくても平気!そんな人が多いのではないでしょうか(自分も送ったことないです)。
が、誰かへの贈り物をとか定年退職される方への労いを・・・と思ったらしつらえがしっかりしたものを送りたいですよね。スーパーでもちょっとしたお土産レベルのものは買えますが、一定の品質が担保されたものを買おうと思ったら、やっぱりデパートです。
デパ地下もそれに倣って、質のいい野菜とか少し洒落たお惣菜を買えるお店が揃っているので少し贅沢なパーティをしようとかお祝い事には最適です。
デパートは今も昔も時代の最先端
この本のいいと思ったところ
- デパートの歴史が深く理解できる
- 実はデパートっていいかもと見直せる
今の時代だからこそデパートの価値がわかります。普段使いするところではないとはいえ、時折使うと「なんだかんだデパートいいな」と実感するものです。
行かなくてもその良さは本書を読めばわかります。
本書の内容に関連して思ったこと
デパートに関するいいニュースってあまり聞きませんが、何か新しいトレンドが生まれたり、取り扱ったりする時の場所もまたデパートです。テレビをご覧なら「確かに!」と思うのではないでしょうか。
スマホがそうなように一つのことであれこれ完結してしまう時代だからこそ、スーパーやイオンやアウトレットとは違う価値がデパートにはあることが知られればデパートの未来はまだまだ明るいんじゃないかと思います。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中8点です。
この本は次のような方におすすめです。デパ地下は日本オリジナルな文化とも言えますから、これからも続いてほしいし定期的に使いたいです。
- デパ地下、なんとなくいいなと思ってる
- デパートが続いているのが不思議に思っている