この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと』です。
自己肯定感が上がると他人の目を気にしなくても幸せな毎日を送れますよね。ですが実際はというと自分のことが嫌いでしゃあないという方もいるでしょう。状況を実際より悪く捉えるのは100歩譲ってリスク回避になり得るのですが、自分のことを悪く思っても改善にはつながらないと思います。
本書では著者の経験ベースで自己肯定感が低かった時と上げるためにやったことの2つが漫画形式で書いてあります。
このような質問に答えられる充実の専門書です。なお、刊行後にコロナが広まったためそれを受けた若干の加筆がなされています。
本書の構成は以下の通りです。
- 子供の頃のつらい記憶
- 自分を変える
- やりたいけどできなかったこと、してなかったこと
- やりたかったことリストの実践(時計を買う)
- して欲しかったことを今する(ホットケーキを作る)
- できなかったことリストの実践(逆上がり)
- 褒め言葉はそのまま受けとるようにする
- 人前に出る経験
- 流行に乗ること
- 他人を許す必要はなし
- いい思い出なら思い返してよし
自分に忠実に生きる
この本のいいと思ったところ
- 感情移入できる
- 「自分もそうだ」と思えることがある
自己肯定感が既に高い人にとっては読む必要がなくとも、自分が嫌いで自己肯定感も低いのであれば「そうなんだよね〜」と共感できるエピソードです。
傷の慰め合いをしようという意図ではなくて、そう思ってるのは自分だけじゃなくて他にも悩んでいる人がいることがわかることに意味があります。
本書の内容に関連して思ったこと
小さいころに認めてもらえない、やりたいことをやらせてもらえないことが自己肯定感の低さにつながったようです。両方とも、実は自分ではどうしようもないところがある(当人の性格、経済事情含めていわば親ルーレット)ので大人になれば「自分のせいじゃない」と思えますが、その当時に悪い感情を持っちゃうと立ち直りが大変です。
じゃあどうするかといえば著者がそうしたように、ある程度自己裁量が持てる時になったら自分のやりたいことをする、自分が価値があると思うことだけするのが有効と思います。
その結果として流行に乗らないとか他人と比較、競争しないことがあるかもしれませんが自分の幸福を大事にしたいならそれもありです。自分はそうしてます。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中10点です。
この本は次のような方におすすめです。一回きりの人生。くよくよするよりは楽しく生きたいですね。
- 自己肯定感を上げたい