【2021年読書レビュー】でたらめの科学 サイコロから量子コンピューターまで

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この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

でたらめの科学 サイコロから量子コンピューターまで』です。

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本書で扱うのは“乱数”です。

0,1,2,3,4,5,6,7,8,9という 10個の数字を,そこになんらの規則もないが,しかしおのおのの数字が現れる確率は等しく1/10であるように並べたもの(出典:ブリタニカ国際大百科事典

つまりはパターンがないということですね。例えば

2、4、6、8、10、・・・これは偶数なのでパターン化されておりこれらの数字の集まりは乱数とは言えません。

本書では乱数がどう作られるか、どう使われているかを説明しています。自分で扱うことがなくても触れているものには乱数が関わっています。

本書の構成
  • 乱数の作成
  • 乱数の活用
  • 乱数を活用した未来の社会

乱数の出番はこんなところ

学校で勉強してても登場しない乱数。聞き馴染みのない存在ですが次のような用途で使われています。

  • 工場での品質検査→無作為にサンプルを抽出するために使う
  • 医療→ランダム化比較試験→意思を介入させないサンプル抽出で、もっとも信頼性の高い研究方法
  • 世論調査→世代や性別の偏りを生まない効果がある
  • 通信の暗号→パターン化されていると簡単に破られてしまうから

これらは全て人が意図的にデータを触ったり都合のいいような編集をするとまずいものです。

せっかく取るデータ、大事なデータを守る、公平性を保つために乱数は活躍しています。

縁の下の力持ち、乱数

この本のいいと思ったところ

  1. 普段聞かないけど社会にとって重要な存在を知ることができる

乱数に限らず、目には見えない耳で聞こえないけど日々の生活が成立するために活躍してるものってたくさんあると思います。

たまにはそういったものに目を向ける機会があっても良いですね。

本書の内容に関連して思ったこと

あれはアルファベットも込みなので「乱数」とは呼べないでしょうが、パスワードの自動生成もやってることは一緒ですよね。使う方としては「こんなの覚えられんわ!」ということで使ってないかもしれませんが、あれもセキュリティのためと考えるといい機能です。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中8点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

  • 普段聞かないけど実は重要なものを知りたい
  • でたらめという言葉に惹かれた(自分はこれ)

これを読んでいなかったらわざわざ自分で乱数を調べることもなかったでしょう。本はこういう出会いを産んでくれるツールでもあります。

ジャンルにとらわれずどしどし本を読みましょう

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