この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『世界最強のファスティング トロント最高の医師が教える』です。
かれこれ減量のためにいろんなことを自分は試してきましたが、その中でも実現可能性&持続可能性が一番高いと感じたのがファスティングです。つまり朝は抜くとか1日1食だけにするってことです。
書籍の構成
本書は3名の共著で各章で個人個人の意見が述べられております。大きく分けると以下4部構成ですが章としては23あります。
- ファスティングとは
- 科学的視点
- 心理的効果
- 鍵を握る要素
- カロリー制限と体重のつながり
- 健康的な食習慣とは
- あるべき食への考え方
- ファスティングをするための準備
- 目標設定
- 環境整備
- 身体的な影響
- 医者に相談すべき事例
- 自尊心を保持する覚悟
- ファスティングの実践
- 実践するならシンプル・ファスティング
- 間食をやめる
- 朝昼晩の食事を抜く
- ファスティングと運動
- 食事への罪悪感を感じないようにするために
- 目標達成までのアクション
- ファスティングの継続
- カラダに起こる変化への対応
- 気持ちに起こる変化への対応
- まわりと上手くしながら続けるために
- ファスティングはリトライしてもOKな話
- 継続するには個人でするよりコミュニティー
- ファスティングの習慣化
ファスティングの仕組みと書いていますが、生物学的にどうとか医学的に見てどうといった超専門的な内容が書かれているわけではないのでヒ広く読んでもらえ流本と思います。
ファスティング中にやってはいけないことリスト
ファスティングは食事しなければいい話なのでやることは至ってシンプルです。
が、ファスティングと呼べるぐらいに食べない時間を確保するのがハードルあり。このハードルを乗り越えるためにファスティングにやってはいけないこととして以下が紹介されています。
- SNSを見る
- 食料品の買い出し
- 料理
- 皿洗い
- ショッピングモールに行く
- 映画鑑賞
- パーティーに参加する
- 旅行
意外なのは映画鑑賞と旅行。映画鑑賞は定番のお供、ポップコーンとコーラの存在がアウトで旅行はご当地グルメに手が伸びるので長時間のファスティングできないことが理由だそうです。
これは個人的な意見ですが、映画鑑賞はポップコーンを買わなきゃ済む話だし旅行は観光に目が行ってたら空腹も気にならないので1食2食抜くチャレンジをする機会としてはむしろ好都合と思います。
実際、平生の生活と旅行行ってるときを比べると自分は旅行行ってる時のほうが食事量は圧倒的に少ないですね。
それ以外は妥当なもんで、これらは無駄遣いを防いだりファスティング以前に食べ過ぎないためのお約束としても通じます。
感想などなど
この本のいいと思ったところ
- 自分さえよければいい習慣、ではない
- 共著であること
- やるべきこと、やるべきではないことの両方が紹介されている
本書の終盤には「周りとうまくしながらファスティングを実践するために」の章があります。ダイエットでありがちなのは最低限周りと強調しないといけない場面でも「いま減量中だから」「これが私のルールだからほっといて」といった具合で協調性0の行動を取ることです。
例)
- 家族で外食に来たのに自分だけ何も食べない
- お寿司屋さんでネタだけ食べてシャリは残す
完璧を追い求めたくなる気持ちはよ〜くわかりますが、どうせ100点なんて無理なんでいかに80〜90点をキープするかが長期的には重要です。
結局シンプルが一番で王道
ファスティングの本なんでファスティングのことで事例を上げますが、断食というと本来は何も食べないことを指すはずなのに日本では
- りんご断食!
- ヨーグルト断食!
- にんじんジュース断食!
など何かを飲食する断食がもてはやされているように思います。
それって飲食してる時点で断食じゃねぇじゃん。これが自分の本心です。
筆者が述べているようにファスティングとはシンプルに食事を抜く。あとはどれだけ食べない時間を継続するか。以上のはずです。
シンプルイズザベスト、ではないかもしれませんがSimple is better than unusual way.
であることは間違いありません。困ったら王道に立ち返りましょう。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中9点です。
この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。
- ファスティングを始めてみたい
- 手っ取り早く減量できる方法を知りたい
読み進めながら自分の食生活の怠惰っぷりを嘆くこのごろ。本書に書いてあるようなステップバイステップのファスティングをまたやってみようかと思いました。