グリーンライフポイント制度って何?

令和4年度予定から繰上げられたグリーンライフポイント制度の検討

ついこないだ、こんなニュースが出ていました。ご覧になっていたでしょうか?

環境ポイント制度 予算前倒しへ – Yahoo!ニュース

アフロ 環境ポイント制度、前倒し 補正予算案に100億円共同通信 463  政府は20日、環境に配慮した行動に企業や自治体がポイントを付与する「グリーンライフポイント」制度の創設、普及に向け、2021年度補正予算案に約100億円を計上する方針を固めた。環境省が22年度当初予算の概算要求に盛り込んでいたが、50年の脱炭素社会実現には生活様式の転換を加速させる必要があるとして前倒しした。

いかにもお役所が考えそうな・・・な政策ですが、こちら選挙前の夏には4年度の予算化が決まっていたそうです。マイナポイント以上にややこしそうな印象を受けます。

うまく利用したらお得な制度かもしれない!のでこの際出回っている情報を調べてみました。

グリーンライフポイントって何すんの?

まだ具体化されていないのでざっくりした内容になりますが環境省のHPから閲覧できる図です。ちゃんと見たい方は直接見に行ってください。

環境にやさしい行動に対しての報酬=インセンティブをポイントとして付与しよう!という取り組みです。

誰でも多少はお得感があるとお得になる行動を取りたくなりますよね。

これから検討がなされるとすると、日本のスピード感の遅さを考慮して制度が施行されるのは2025年くらいかなと踏んでいます。

何をするとポイントがもらえるのか?

上で示した図に※でちっちゃく紹介されています。

ゼロカーボンアクション30の等の省CO2

早速聞きなじみのないワードが登場です。ゼロカーボンアクション30

これも環境省HP(ゼロカーボンアクション30―日常生活における脱炭素行動と暮らしにおけるメリット)で紹介されているものです。環境エコポイントと紐付きそうなアクションとして考えられるものを抜粋しました。

  • 電気
    • 省エネ家電の導入
    • スマートメーターの導入(消費電力の見える化
  • 住居
    • 省エネ物件の賃貸・購入
    • 蓄電池の導入
  • 移動:スマートムーブ(徒歩・自転車・公共交通機関で移動)
  • 食事:地産地消
  • 投資:ESG投資

昔も省エネ家電を買う場合は「家電エコポイント制度」というのがありまして、当時下宿先で買う家電もこれでお安く買った記憶があります。それと同様の形になるのではないかと思います。

スマートムーブはJRや私鉄がポイント付与するか、旅行会社が公共交通機関の移動をセットにした旅行商品を高い還元率で販売するといった方法が考えられます。

地産地消はスーパーで購入するときにポイント付与するか現金還元すればいいですね。スーパー行くとよく「地元の〇〇さんが作った」野菜や果物が売られていますが普通に陳列されてるものより安いしデカいしでいいことづくめなので今でもよく利用しています。

食の地産地消

ゼロカーボンアクション30と重複しているので割愛します。

サーキュラーエコノミー等のライフスタイルに関連するあらゆる環境配慮行動

ま〜た横文字の登場です。サーキュラーエコノミー(日本語で循環経済)とは次のように定義されています。

あらゆる経済活動において資源投入 量・消費量を抑えつつ、ストックを有効活用しながら、サービス化等を通じ付加価値の最大化を図る循環型の 経済社会活動(経済産業省「循環経済ビジョン2020(概要)」

大量消費やリデュースリユースリサイクルの3Rの前提もしくは延長ではダメという点は以前に自分が読んだ「MORE from LESS 世界は脱物質化する」と共通しています。

経産省の資料を見る限り個人ベースでできることはサーキュラーエコノミーに準じた商品やサービスを利用するぐらいになりそうです。

ポイントがなくても自分はします

マイナンバーカードにせよそうですが、日本ってポイント好きですよね〜。ここでいうポイントは広義では行動に対する報酬ですが、報酬がないと何もしませんというのは乞食的思想に思うのは自分だけでしょうか。

ポイントがつこうがつかまいが、環境配慮しなければ困るのは自分達およびその次世代なのですから金銭的報酬がなくてもやる、そうなってほしいなと思います。

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