退職金にも「あったらラッキー、ないのがデフォルト」なスタンス

要は労働所得か不労所得か

老後資金、そもそもいくらいるのかわからないですがかといって全く用意しないわけにもいかず。額がいくらだろうがお金を得る方法は2つだけです。

  • 労働所得:正社員での仕事・アルバイト・日雇い労働
  • 不労所得:不動産・株・元々あった貯蓄(元を辿れば労働だけど)

ブログとかユーチューブは半分労働、半分不労ですが、労働ありきで不労になるので自分は労働所得かなぁと見做しています。

さて、こういった選択肢が挙げられるものの多くの人が老後の生活プランを「年金をベースにして足りない分は貯金、なんなら退職金がバガっと入ってきたらそれをそのまま貯金しておけばいいや」とは思っていないでしょうか?

働かざるを得なくて働くのはいや(お金は足りてるけど働きたいから働くのは別物)、これは共通認識としてよろしいかと思います。その上で足りない分を事前に貯金しておくのはハードルがあるし、今あるお金は今使いたい・・・となると選択肢は退職金だけです。

退職金自体がもうオワコン?

典型的な日本企業なら退職金はもらえるもんだと、そう思って働かれていると思います。確かに、廃止されているわけではありませんが条件が悪くなっているのは確かです。

厚生労働省では就労条件総合調査の中で退職給付も集計しています。これは5年ごとに退職理由・学歴・勤続年数・職種に応じて平均がどんなもんかをまとめているものです。

  • 2003年:2,499万円
  • 2008年:2,323万円
  • 2013年:1,941万円
  • 2018年:1,788万円

順調に??右肩下がりです。2003年を100%とすると2018年は71.5%。3割減です。でも単に3割減でしょうか?日本の給料は上がってないけど物価と税金は順調に上がってます。

こないだこんな記事を書きましたが、この時のデータを使うと2003年を100とした時の2018年の物価は104.2です。

【2022年時点】日本の消費者物価指数の変遷

100のお金がないと暮らせない時代にもらえる2000というお金と104のお金がないと暮らせない時代にもらえる2080というお金の価値は一緒ですよね?だったら、2018年は2499×1.042=2,604万円でようやく2003年に退職した人たちがもらったお金と同じ価値の退職金なんです。それが2,604万円どころかとりあえず数字だけでも一緒な2,499万円でもない1,788万円です。

これ、2003年の物価に合わせると1,788/1.042=1,716万円です。

よく「今時の若者はものも買わない車も買わない」となど宣って?おりますが、自分ならその方々に「あなた方は2,499万円の退職金をもらったと思いますが、もしそれが1,716万円だったとしても同じようにお金を使いますか?そんな後先考えないバカなことを自分たちはしないのでせっせと節約してるんです」と言ってやりたい。


これからも退職金は下がり続けることでしょう。自分が退職する頃には額面すら1000万円とかそれくらいになってるんじゃないかなと思ってます。そもそももらえるかどうかが問題になっていることでしょう。

それにもらえたとて、それが60歳だとしたら。年金がもらえるまでこのお金を1銭も使わないでしょうか?多分使うでしょう。なんなら年金を貰うまでの生活費として大概が消えて結局年金では足りないから働いて食いつなぐという未来すら見えてきます。

だからこそ退職金はあてにしない。ぼた餅的存在とみなすべき

ということで自分は退職金ありきの資金計画は絶対にしない方がいいと思ってます。もらえる金額がわからない、そもそももらえるかわからないという点では残業代やボーナスと一緒です。


っていうと「じゃあ給料の範囲で資産形成できるような生活をしろってことかよ」「そんな我慢した生活したくない!」てな意見がくるでしょう。

それが身の程をわきまえた生活です。使いたいなら稼ぐ!嫌なら足るように生活する!喚いてもお金は湧いてきません。

結局これしかないと思います。稼げないならそういう能力しかない自分を恨めばよろしいし、それでも使いたいなら一生働くまで。

もしかしたら退職金はもらえるかもしれません。でもそれこそ保険が果たす役割みたいなもんで頻度は少ないけど発生したら被害がデカいものがあって、もしキャッシュ対応できるなら望ましい場合にあてがうのに留めた方がいいでしょう。

じゃないと老後破産まっしぐらで間違いなしです。

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