この記事のもくじ
- 1円単位の家計管理では疲れてしまう方
- ざっくりでも続けられる家計管理の方法を知りたい方
はじめに
今回の質問と自分の回答はこちらです。
自分のお金の管理をしている方はどんなルールで管理していますか?
1円単位で。収入は天引き額ももれなくチェックです。
お金を貯めるためには家計管理がスタート地点です。以前に自分が現在実践している家計簿の作り方やポイントを紹介しました。
あくまで自分はこうだよ、という紹介とはいえ方法が細かすぎて全然参考にならないのでは?と今になって思いました。
そこで今回は過去に自分が実践していた1000円単位の家計管理について
・実行する上でのポイント、やり方
・この方法のメリットデメリット
について紹介します。
いまの自分の方法よりは確実にゆるいやり方で且つ意味のある方法なのでぜひ参考にしてもらえたらと思います。
1000円単位の家計管理のポイント
実行する上での手順とポイントは次の通りです。
- 収入は端数を切り捨て、出費は端数を切り上げ
- 現金払いのお釣りは全て小銭貯金箱に放り込む
- 小銭貯金は臨時収入の扱いで定期的に銀行口座に入金
たとえば、収入が85600円だったら85000円として、スーパーでの買い物が890円だったら1000円の支出として管理していきます。小銭貯金は3ヶ月とか半年とか自分で期間を決めて銀行口座に入れましょう。そんなに金額は多くなりませんが、棚からぼたもち的なお金なので嬉しくなります。
この棚からぼた餅的なお金は1000円家計管理でいえば本来なかったお金なので何に使ってもらってもOKです。ちょっとした居酒屋に行くとかならできると思います。
どうでしょうか?1000円単位の管理ならズボラな方でもできると思いませんか?そもそも家計管理なんてしたくないという方には無関係ですが。
1000円単位の家計管理のメリットデメリット
メリット
- 少額出費の抑止力になる
- 口座残高がマイナスにならない
・少額出費の抑止力になる
なんで少額出費の抑止力になるかというと、細かい出費ばかりしていると家計管理上で残り使える金額が目減りするからです。100円のものが欲しいけど家計管理上は1000円の出費・・・。自分なら他に欲しいものが増えて1000円近くになるまで待ちます。
これでついついやりがちな少額の無駄遣いの削減に期待できます。
・口座残高がマイナスにならない
当然ですが、収入は小さく、支出は多く見せて管理することになるので家計管理上の残高を正にして生活していれば残高はマイナスになりません。なんなら先ほどポイントで紹介した小銭貯金も含めて、家計管理上よりも余計に残っている口座残高分は定期的に好きに使ってもOKなので、ストレスも溜まりづらいです。
収入は小さく、支出は大きく管理する(見込んでおく)というのは今の自分も実践しているポイントなので1000円管理をしようがしまいが参考にしてほしいです。
デメリット
- 口座残高の数字とは合わない
- 1000円きっかり使おうとするリスク
・口座残高の数字とは合わない
当然ですが、端数は無視して管理するので実際に口座に残っている金額と家計管理上の口座残高はあいません。合わないとは言ってもこの家計管理なら
実際の口座残高>家計管理上の口座残高
なので問題にはなりませんが、これが気色悪くて嫌だという自分のような方はぜひ1円単位で管理しちゃいましょう。自分が1000円単位の家計管理をやめた理由です。
・1000円きっかり使おうとするリスク
先ほどのメリット「少額出費の抑止力」の裏返りです。1000円単位で少額の支払いをしたとすると
・実際に使った金額・・・500円*10回=5000円
・家計管理上の使った金額・・・1000円*10回=10000円
で家計管理上は本当はまだ使える金額より5000円も少ない金額しか使ってはいけませんということになります。
とすると人の感情としては先ほど紹介したように少額出費は控えようとなるか、どうせお金使うならできるだけ1000円に近い金額を使おうとするかのいずれかでしょう。
後者になってしまった場合300円の欲しいもののためにほかにいらないもの600円のも買うみたいに1000円に近い金額で1回1回の出費をするための余計な買い物をする可能性があります。これでも家計管理上の収支はマイナスにはなりませんが、本末転倒です。
おわりに
面倒くさいから家計管理をしていないというのであれば今回の方法はとてもおすすめです。エクセルへの記入なども1円単位で管理するより時間がかからないし、でも収入以上の出費をしないという大前提のルールを守ることができるからです。
こういうのはやるかやらないかが最初の大きな違いで、やり方で大きな差は出ないのでまずは1週間、1ヶ月試す検討をしてもらえたら。
****
以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!