【2021年読書レビュー】読んでよかった本の10選

この記事はこんな方向け
  • 読書が好き!
  • 他人がどんな本を読んでいたのか興味がある

始めたら案外簡単だった毎月10冊読書

2021年もいよいよ終わります。今年の終わりになってようやく落ち着きが出始めたかなというところでオミクロン株なるものが登場しており、まだまだ予断を許さない状況です。

さて、このブログの半数を占めるのが読んできた本を紹介、プラスして関連するトピックについて自分がおもったことをただただ書くと言うレビュー記事です。

実のところ毎月10冊読書は2020年の夏頃から始めたので既に1年経っているのですが2021年もきっちり毎月10冊*12ヶ月購入して読みました。

新書の類が嫌いだったから国語が苦手だったのか、国語が苦手だから本を読んでこなかったのかはわかりませんが過去の自分を思うとよく10冊も本を読んでるなと感心します。

きっころ
きっころ

本は本でも新書以外の本はちょこちょこ読んでました。漫画は元から興味がなくて、主には図解雑学シリーズとか三国志、あさのあつこさんの小説です。

今回は1年間振り返り企画として今年読んで紹介した書籍120冊の中から特に他人にもおすすめしたい10冊を理由とあわせて紹介します。

興味のある本があれば幸いです。

今年のおすすめはこの10冊!

以下の10冊が特によかったと思った本です(この中にランキングはなく。

  1. 時間もお金も増える習慣
  2. 大人の精神力
  3. 脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法
  4. 明日死んでもいいための44のレッスン
  5. ビタミンDとケトン食 最強のがん治療
  6. 「エビデンス」の落とし穴 「健康にいい」情報にはランクがあった!
  7. あなたはなぜ誤解されるのか 「私」を演出する技術
  8. MORE from LESS 資本主義は脱物質化する
  9. がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方
  10. 好き嫌い 行動科学最大の謎

時間もお金も増える習慣

よくあるお金の本、とくに時間やお金を確保するための場合にはこういった情報がほとんどで真新しさに欠けるのが実態です。

  • 飲み会に行くのはやめましょう
  • サブスクなどついついお金を払っているものを見直しましょう
  • 余計な生命保険には入らなくてOK

ですが本書はさらに行動ベースでどう時間を使うか、自身がどうしているかを深掘りされています。

飲み会が、とかサブスクが、という言い方だと当てはまる人と当てはまらない人が出てしまいますが本書の内容は不特定多数に当てはまり、かつ、有効です。

大人の精神力

本書に限らず、齋藤孝さんの著書は大変学びのあるものばかりです。

本書も常に変化する社会のなかで自分をしっかり持って生きるためには何が必要で先人はどう考えてきたのか、著者がどう思っているのかはっきり明記されています。

内容と自分を照らし合わせながら自分に足りないもの、足りているものがわかる良書です。

脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法

人生は100年時代ですが、形だけ100年生きててもしゃーないです。しっかり100年生き切ってさようならしたいですね。

いわゆるQOLが高い状態で生き切るためには生活に支障が出る病気にはなりたくありませんよね。その一つが認知症だと自分は思っています。

本書は脳の働きからなぜ認知症になるのか、ならないためにどうすればいいかが非常によくわかる1冊です。実践すべきことは〇〇ダイエットのような一過性のものではなく長く続けられて有効であろうと納得できるものばかりです。

明日死んでもいいための44のレッスン

いつ死んでも悔いはありませんと自信を持って毎日いられたらいいですがそれが簡単にはできないもんです。

本書がいいと思ったのは前半で紹介されている見送りの経験から後半の筆者が実践している”明日死んでもいいようにしていること”へつながっていること。

一気に全部真似するのはハードです。でも1個でも試してみると心残りなく1日を終えて次の1日へ進める実感があります。

書いてあることは非常にシンプルなので実践しやすいであろうという点もGOODポイントです。

ビタミンDとケトン食 最強のがん治療

ケトン食、つまり、糖質制限食はがん細胞の栄養源である糖質を絶って兵糧攻めしてやろうという思想ですが、それにビタミンDも加わっているのがユニークポイントです。

これだけだとただの胡散臭い治療じゃないかと思われるかもですが、著者は標準治療も否定しておらず、むしろ標準治療にこれをセットで実施する方法を実践されていることからある程度中立に物を見つつ、医学的な知見に基づいて提唱されているのでいいなと思った次第です。

「エビデンス」の落とし穴 「健康にいい」情報にはランクがあった!

調べ物をするときやニュース、YouTube動画など見るときに「その情報がどれだけ正しいのか」を意識してみている方はどれだけいるでしょうか?

情報はなんでもかんでも一緒というわけではなくて信頼性によってランク付けがされます。特に医療や科学の世界ではエビデンスレベルという明確な基準があります。

普段意識していない人が多いと想定されること、そういった人にとってはこのランク付けがいかなるものか、また、情報収集はどうするのがいいかも本書では学べることから挙げました。

あなたはなぜ誤解されるのか 「私」を演出する技術

なかなか本業の性格上、当ブログで紹介している本の知識がダイレクトに活かされることはないのですが、本書は珍しく実行ベースで還元できた本でした。

何をするにも円滑にことを進めるにはいかに変な誤解をされないか、必要なことだけ正しく理解してもらうかがキーなります。

本書はその目的を達成するために

  • なぜ誤解されるのか、本意でない情報として受け取られるのか
  • 誤解されないようどうすべきか、どう振舞うべきか

が解説されており、実践してみると今までよりもことがうまく運ぶようになりました。特におすすめは『社会をRPG、自分はキャラクターの一部だと思って演じる』ですね。

MORE from LESS 資本主義は脱物質化する

特にお気に入りな1冊です。

情報を発信する立場の方、組織は往々にして「いかに受信者側に行動させるか」「不安を煽るか」こういった前提にたちがちです(だからテレビニュースは見るなと言われてしまうわけですが)。

地球の環境問題も一緒で某北欧の環境活動家のようにわぁわぁ騒ぐ方は数多くいますが、いいところはいいと伝えてくれる人は中々いません。

本書はFACTFULLNESSと同じで事実はこうである、よくなっているところはよくなっているとおっしゃられている、そのうえでその流れを維持して脱物質化を進めていくにはどうしたらいいかを説いていたのが好印象です。

がんになった緩和ケア医が語る「残り2年」の生き方、考え方

見送る立場として仕事をしている方が見送られるかもしれない立場になって感じることはふつうに生きてきて家族や知人を見送る、そしていつか自分が見送られるのとは質の異なる話です。

たくさん見送ってきたから感じることだけでも意義のある話ですが、自分がその立場になって感じることも合わさっての発信だと自分達はどう生きていくべきか更に深く考えさせられます。

余命2年とは言われていますがそんなこと言わずに長く生きてほしいと思います。貴重な意見を発信できる方がわざわざ余命通りに亡くなる必要なんてないですし、元気になられて長きにわたってこの経験を活かしてもらえることこそが一番です。

好き嫌い 行動科学最大の謎

人って何?生きるって何?

このような根本的な問いは考えるのが非常に困難なので興味を持ちつつも敬遠しがちです。今年読んだ本の中にも〇〇とは何か系が複数ありましたが、その中で一番面白いと思ったのがこれです。

「人間ってこうやって好き嫌いという感覚を持ってるんだ」とわかることは面白いし、人によってはこれをビジネスに活かせるかもしれません。

ボリュームが大きいのですが読んでて飽きないことも評価ポイントでした。

コスト以上の価値が読書にはあり

今年読んだ本の購入費用は113,500円です。

これを高いと見るか安いと見るかは人それぞれですが、自分にとっては安い買い物です。

旅行が好きなのでこういうのも辛いですが、旅行は1回単位の費用がべらぼうにかかるので新しい経験1回にかかるコストでいうと読書<<<旅行です。それだけ読書のコスパがいいともいえますが。

来年も同じようにお金は惜しまずにどんどん新しい知識を取り込んで生活に活かす。このサイクルを続けていった先の1年後、5年後、10年後がどうなっているか非常に楽しみです。

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