この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本』です。
自分はお酒は好きですが会社の飲み会以外で飲むことはないので、この本は一切必要な状況にないのですが、たまにはそういう本でも読んでみたらいいかと思って購入しました。
書籍の構成
本書は減酒、禁酒を通じてお酒による害を0にすることを目標としています。
- お酒と日本人の関係の変化
- 飲酒による体へのサイン
- 飲酒したときの体の反応
- 禁酒のメリット
- 禁酒を難しくしないための仕組みづくり
- 飲酒を続けた場合の影響
詳しい感想は後述で。
書籍の気になった内容を一部紹介
2章のアルコールに関する情報を紹介します。自分が知らなかったからという単純な理由です。
- アルコール依存症は国内で100万人だが予備軍や飲酒に問題がある人を含めると1000万人規模の問題
- 「酒は百薬の長」はお酒を売るためのキャッチコピー
- アルコールの適量は1日ビール中瓶1本&週に2日の休肝日
- アルコール依存症(=アルコール中毒)は一旦なったら治らない
「お酒はほどほどに飲むぐらいがちょうどいい」とか「赤ワインなら実は健康にいい」なんていう話を聞いたことがある方がいるかもしれませんが、きっぱり否定される形となりました。
確かにお酒飲んだ翌日にめっちゃ調子がいいとか体調がよくなったかといえば全くそんなことはないわけで、そりゃそうだよなと再認識した次第です。
数ヶ月に1回くらいの頻度でしか飲まない自分ですらそう思いますが、普段から習慣的に飲んでいる方はもはや飲酒するしないでの体調の変化がわからなくなるんですかね・・・?それならそれで由々しき話です。
感想などなど
この本のいいと思ったところ
- 他の話にも応用できる
- 禁酒、減酒をサポートしてくれる情報やサイトが豊富
仕組みづくりで紹介されている方法はダイエットにも応用できるし、何かを習慣化させるためにも使えます。どんな考え方をすべきかで紹介されている
- するメリット
- するデメリット
- しないメリット
- しないデメリット
の4つの側面で考慮するというのはまさに自分が実践している内容でもあり共感できました。
本書の内容に関連して思ったこと
アルコール依存症の方は自分でそうであるとの意識がないと言われています。
この「自分でそういう認識がない」ことは何事でも大問題です。自分で問題ないと思ってる人が改善しようなんて思うはずがないわけで。
自分はアルコールに依存した生活はしていない(実はこういう考えが危険??)のでこの本自体のトピックは無関係としてももしかしたら改善すべきなのに無意識にしてしまっていて自覚がない習慣があるかもしれません。
たまには無意識なものも意識してみる。
こうすると「もしかして〇〇依存症?」とか「コンビニで無駄遣い結構してた」という気づきが得られますね。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中7点です。
この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。
- 禁酒したいと思っている方
- 周りに禁酒させたほうがいい人がいて、どうサポートしたらいいか思案中の方
7点としたのは禁酒をを続けるための仕組みとして紹介されたものが誰でも思いつくような普遍的な内容だったからです。
だからこそ言い換えると他の話にも応用できるといったわけですが、禁酒したいと思っている人が読んだらきっと
『それができたら苦労しないけど上手くいかないから読んでるんだよ!!』
っていうだろうなと思います。
飲食店には申し訳ないけど・・・
秋になって新型コロナウイルスの感染状況がかなり改善されています。特にお酒を提供する飲食店からしたらようやくといったところですが、こういう本を読むと嗜む程度でも飲むのはなぁと思ってしまいます。
飲食店でバイトをしたことがあるので、お酒は儲けを出しやすいという事情があるのは重々承知ですが人々の健康面を考えたときにはお酒をバンバン売って儲けるスタイルは改めていかないといけないんじゃないかなと思いました。