この記事のもくじ
- なんとなくFIREを目指している方
- 経済的自由を達成したら退職して毎日楽しいことだけしたい方
以前、本ブログで自分なりのFIREを目指す意味を反対派が言いそうな意見を想定して紹介しました。
休日の暇なときにこれを読んでいる方にも見てもらえたらいいと思う動画見つけたので紹介します。
ネタとなる動画
今回紹介するのは皆さんご存知ホリエモン、と楽天証券の山崎元さんのFIREをネタにした対談動画です。投資の勉強を始めている方なら山崎さんのことはご存知ではないでしょうか?
最近の投資系ユーチューバーといえばリベ大の両学長とかぽんちよさんとか若い世代の人が多い印象です。その中で山崎さんはどちらかといえば上の世代にあたるわけですが、「保険は最低限でOK」「インデックス投資が結局いいよね」という意見をずっと前から発信されてこられた方です。
この対談はほかに2つほどあるのであわせてご覧になったらいいと思います。
ホリエモンがFIREムーブメントに懐疑的なのは、まぁ予想がつくのですが山崎さんも否定的というか疑問を持たれているのは意外でした。具体的にお二人が述べられていたのは次の点です。
- 今使えるお金が少なくなる
- 早期退職したいような仕事をなぜやっているのか
- 最悪生活保護という制度があるので何とでもなる
3点目はホリエモンの意見ですが、一度刑務所にいた方なので変に説得力がありますね。
動画で述べられていることに対しての私見
テンプレ
今使えるお金が少なくなる
これはれっきとした事実ですね。
例えば手取り収入240万円の方が貯蓄率50%だと自由に使えるのは120万円。それに対して貯蓄率75%で生活した場合、自由に使えるのは60万円で実に60万円も差があります。
若干リベ大とも意見がかぶるのですが、おそらく山崎さんも重視されているのは金融資本よりは人的資本。具体的には
- 個人としての能力(どれだけ英語が喋れるとか行動力があるとか)
- 人脈
- 生活力(自分で食べ物を作れる、生活に必要な物資を調達できるなど)
であると自分は認識しています。
その点で若いうちに使うお金が少なくなるのが問題というのは頷けます。自分はその中でできるだけ使いたいものにはお金を使うようにしています。
他方で思うのは、別にどうしても使いたいという使い道がなければ無理して使わなくてもいいんじゃないかということ。若いうちは有り金を全て使うべしという言葉の意味を履き違えて無駄遣いする人のほうが世の中多いと思うので。
早期退職したいような仕事をなぜやっているのか
仕事は大きく3つに分けられます。
- ライスワーク⇨生活するお金を稼ぐための仕事
- ライクワーク⇨好きな仕事
- ライフワーク⇨いわゆる天職
山崎さんがおっしゃっているのはライクワークorライフワークならずっと続けられるんだから退職する必要ないじゃん!(そもそも好きor使命を持っているから)ことだと思いますが、
世の中ライクワーク、ライフワークばっかりじゃないです。
たとえばライクワークというとスポーツ選手とか保育士さんなどが該当するのと思いますが、大多数は競争の中でそれをできなかった(もしくはそれにこだわると必要最低限のお金が工面できない)、とはいえ飯は食わないといけないのでライスワークをしているんじゃないでしょうか。
その点自分の場合はライスワークとライクワークの間なのでまだマシですが、FIREムーブメントが流行っている背景にはそういう事情があることも理解してほしいです。
もし世の中の人の多数がライクワークorライフワークをやってるんだとしたら「70歳まで働けますよ〜」と国が言ってることをむしろ喜ぶでしょう。そうではなく「俺たちは働かざるを得ないだけだ」という意見が飛んでくる時点でお察しです。
最悪生活保護という制度があるので何とでもなる
このメンタルでいられるのがさすがホリエモンだなと思います。確かに最悪ビジネスを立ち上げて借金を抱えても自己破産して生活保護を申請すれば食いっぱぐれることはないです。
自己破産はさまざまな制限、具体的には
- 一定期間ブラックリストにのる=クレカ使えない
- 資産は没収(そりゃ当然だけど)
- 住居の制限
などがあるので、そもそも自己破産する可能性のあるような生活をしたいとは思ってません。そもそも生活保護が通る保証もないわけですし。
人に言われてやめるくらいなら所詮はそんなもん
何でもそうですが、誰々さんが言ってたからこうします、と言ってる人はどっちみち長続きしません。山崎元さんは動画でもおっしゃっていますが「自分にとって投資をすすめる位置付けは老後資金が足りるようにすること。それを前提とするなら貯蓄率は20%でOK」
老後資金さえ足りればいいというゴールの人のために情報発信している方とFIREしたいと思っている方が議論して合うわけがありません。
ということで自分はこれからも経済的自由を目指して高い貯蓄率を維持していきます。