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またも一部の人だけ対象な経済対策
こんなニュースがありましたね。こないだの住民税非課税世帯に対してうん万円というのと同じく、またも一部の人だけを対象にしたような対策です。
29兆円になるのか勝手に試算してみた
電気代の対策
他のニュースを見ると1kWhあたりで7円の補助をするそうです。あとは日本の世帯数がいくらあって、各世帯でどれだけの電力を使っているかわかれば1ヶ月単位で国全体として補助する金額を計算できますね。
まず日本の世帯数ですが令和2年の国勢調査によると2020年10月時点で5,583万世帯です。次に1世帯あたりの電力使用量は環境省によると2017年度で4322kWhです。12で割ると1ヶ月あたりになりますね。
よって全て掛け合わせて1ヶ月あたりでは1,406億円になります。
1年間継続したとしても2兆円弱なのであんまりたいした金額じゃなかったな・・・。
0〜2歳児がいる世帯への給付金支給
ピンポイントに0〜2歳児がいる世帯がいくらかはよくわからんのでザクっと0〜2歳児の人数に10万円をかけることにしましょう。2019年生まれの子供は既に3歳になってるので本来は対象外ですが2022年生まれの子供数が確定しているわけではないので便宜上2019〜2021年生まれの子供の数を令和4年の更生労働白書から引用するとおおよそ251万人です。
よって類型としては2,510億円です。
ん??これもたいした金額じゃない・・・。
じゃあほとんどがガソリン抑制??
となりますが、さらにニュースをザッピングしているとガソリン代の補助には1ヶ月あたりで3,000億円だそうで年間続けても3兆6,000億円となります。
ニュースの見出しに出てくるものでさっぱり数字が合わないとなるといったい何に支出して補正予算29兆円も組まなきゃいけないのか不明です。
全員に20万円配ればよくね?
と、自分は思います。今回のニュースで紹介されている対策はそれぞれ以下に該当する方だけが恩恵を受ける仕組みになっています。
- 電気代の補助:一応全員(たくさん使ってる人ほど恩恵大)
- 0〜2歳児世帯への給付金:文字通り
- ガソリン代の補助:車を運転する人
なんと!!自分は!!どれにも該当してません!!というのも電気代込みの家賃で住んでるから。
0〜2歳児に援助するのはいいと思います。それとは別に補正予算の分でコロナの時みたいに給付金配ればいいやんと常々考えておりますがどうでしょうか?
1人1万円につきザクっと1.2兆円かかりますが10万円でも12兆円です。その上で生活に困っている人は生活費の補填にすればいいんだし、生活に余裕があるなら経済をグルングルン回すのに使えばいいだけの話です。全国旅行支援なんて絞ったことをしなくても回るべきところに回るでしょう。
条件付きの支援なんて帰って面倒臭いはずなのに、日本政府ってこういうの好きですよね・・・。