【2021年読書レビュー】得する会社員損する会社員 手取りを活かすお金の超基本

ブックレビュー

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

今回紹介する本

『得する会社員損する会社員 手取りを活かすお金の超基本』です。

タイトルどおり、超基本です。投資系、貯蓄系のYouTubeやブログを見ている方なら大概の内容は既知だと思います。

筆者はユーチューブもツイッターもされていて比較的メディアに露出されているそうですが、自分は初めて知りました。

書籍の構成

  1. 天引きされるお金の話
  2. 手取り給料を貯金するためのお話
  3. 手取りを守るためのネット
  4. 手取りを増やすための投資の話
  5. 会社員がやってはいけないこと
  6. 年金や退職金など未来の手取り収入の話

投資の話はおいといて、手取りって自分にめちゃくちゃ関係するから(誰だって手取り多い方が嬉しいに決まってる)チェックするもんだと思っていましたが、自分の常識は他人の非常識ということでしょうか?

書籍の気になった内容を一部紹介

基本的な話は既知なので考え方として共有したい事項を紹介します。

  • 民間の医療保険に入る目安は1回の飲み会分
  • 持ち家は欲しければ買う、以上。
  • 老後のお金問題は労働収入⇨年金⇨退職金⇨貯金の順でいくら貯めないといけないか判断する

保険料の目安を飲み会分で、というのは非常に面白い例えです。確かに言われてみたら手取り収入自体人によって違うし、それによって受け持つリスクの大きさも違います。(年収が高い人の方が怪我や病気による損害(働けないことでの機会損失)も大きい)

自分は最低限の飲み会以外は行かないので0〜1000円、実際に加入している民間保険も傷害保険火災保険で約1000円なのでこの法則に見事に当てはまっています。

この考え方なら広く普及しそう。

感想などなど

この本のいいと思ったところ

  1. 典型的なFPっぽい情報ではない
  2. 保険と持ち家賃貸論争に関する意見が清々しい

先ほど書いた通りです。保険会社で働いていた経験をお持ちだからなのか、かえって保険会社を敵に回すような表現もありますが説得力が強いです。

「保険は保険、貯蓄は貯蓄」とか「公的保険が充実しているから民間保険は最低限で!」というのはリベ大を彷彿とさせます。

本書の内容に関連して思ったこと

知っているかたからしたら「こんなこと知らない人がいるの?」と思ってしまいますが、いるから需要があるんですよね。

みんながみんな本書に書いてあるようなお金の管理をすべしとは思いませんが(ストレスになる人もいるかもしれないし)、お金のことで不幸になりたくない、キリキリしたくないというなら書いてあることの10分の1でもしたほうがいいです。

知らないのは一番怖い

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中8点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

読むのがおすすめな方
  • 今までお金の本を読んだことがないかた
  • 周りの人に流されたお金の使い方をしていたかた

今までもお金の管理をしていたよ!というかたでも親が言われたように、とか、周りの知り合いがやっていた通りに、というのであればそれは高確率で金融リテラシーが低い行為なので行動を改めるきっかけの1冊になると思います。

そこそこ知っているかたであればただの復習本になりますが、それはそれで知識が身についているってことで前向きに捉えましょう。

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以上でおわりです。最後までお読みくださりありがとうございました。

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