この記事のもくじ
S&P500の派生記事〜今回は意外な安定性のNYダウ
以前には各種指数で
- 積立・保有期間で年率のリターンはどう変わる?
- 確実に年率リターンでプラスになるのは投資期間何年以上?
を調べたわけですが、出した数字は過去実績を全てひっくるめた平均ですので極端な話1980〜1990年に投資を始めた場合のリターンが年率10%で1990年〜2000年に投資を始めた場合のリターンが0%だとしても平均としては5%となります。以前出した記事で出したリターンというのはここでいう5%のことでした。
先日出したS&P500のもそうした背景があったので、1つ長期投資の目安とされている20年という投資期間(このシリーズは一括投資の前提です)でのリターンが投資をしたタイミングでどう変わるか、を示したわけです。
今回は30の銘柄しか選ばれていないのにそこそこの安定したリターンとリスクを両立しているNYダウです。
このグラフでも「安定してるなぁ」と思います。安定というのはリスクの観点でですね。S&P500やナスダックは投資年によって出っこみ引っ込みが大きいのですがNYダウは常に同じようなリターンです。
頻度分布に置き換えてみても同じく。
ナスダックみたいに年率10%!!
とはいきませんがこれくらいの分布で収まってくれてれば資産取り崩しをする場合には計算が立てやすいですね。
S&P500やVTIでは飽きた・・・というなら選択肢としてアリ
ほったらかしがいいと言われる投資ですが、大概の方がそれではやることがないのでやれレバナスだのGAFAMに個別投資だのとやってるケースもあるかもしれません。
自分はそれだったらNYダウに投資してみる方がある程度リターンを確度よく見積もれますしトッピング的な位置付けといて満足するんじゃないかと思います。強いていうなら他のインデックスと同レベルの低コストの投資信託がないことくらいです。
楽天証券だと以下2つが信託報酬手数料最安値。
- たわらノーロード NYダウ:0.2475%
- iFree NYダウ・インデックス:0.2475%
0.1%を切るか切らんかという水準に慣れた人にとっては高く感じる水準(それでも窓口のぼったくり商品よりずっと安い)ですが、新興国株式インデックスと同じくらいの手数料です。
ようわからん新興国に投資するならこっちの方がいいのでは?と最近自分は思うようになりました。他の米国株のインデックス連動投資信託より少々手数料が高いことを許容するなら選択肢の1つとしておすすめです。