この記事のもくじ
この記事はYahoo!ニュースの中で個人的に気になったニュースを取り上げてただただ一個人の意見を述べるという内容になっています。
9月12日にダイアモンドオンライン投稿されていた「JR東海が「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンを2年半ぶりに仕掛ける理由」を紹介します。
ちなみにこのニュースを見るまでキャンペーン名は「そうだ、京都へ行こう」だと思ってました。
記事の概要
時間が経つとリンクが消えてしまうこともあるのでスクショだけ貼っておきます。全文見たい方は記事名での検索をお勧めします。以下、記事の概要をまとめてみました。
- コロナ禍になってから初めて、実に2年半ぶりにキャンペーンを開催
- JR東海としては「京都や奈良をはじめとして、従来行ってきたようなさまざまな観光地を対象にしたキャンペーンを行っていく」狙いがある
- 3コロナ前を基準にした旅客流動(特にビジネス)が戻っておらず事業者としては新たな需要開拓が要求される
旅行需要はわかるけど、コロナを経験したからこその提案もありでは?
キャンペーンしようがしまいが、京都は誰でも訪れる
こちらは京都市観光協会の「京都観光総合調査」に掲載されている観光客数の推移ですが、一目でわかる右肩上がりです。「そうだ 京都、行こう」は1993年からずーっと続いているキャンペーンですが、そんなもんあろうがなかろうが観光客数は増えてるわけです。そりゃ北海道や沖縄に並んでの観光地ですから当然といえば当然です。
ビジネス需要が微妙だから観光に、というのはよくよくわかるのですが、その施策としてキャンペーン打たなくたって誰もが訪れる「そうだ 京都、行こう」にスポットライトを当てに行くってどうなんだろうって思ってしまうのです。
それにコロナが流行した結果、これまでたくさんの外国人旅行客で溢れかえっていた京都はがらんとなりはしましたが「空いていて観光しやすい」なんて状態になったわけです。要は密でない状態を気に入った人たちがわざわざ激混みするのを分かって京都に行きますか?って話です。
どうせなら沿線の観光地にこそ注力を
なんとなく気持ちはわかります。京都は有名だし、JR東海としては東海道新幹線の大多数を占める「のぞみ」の停車駅でたくさん人を呼べる観光地はと言われたら事実上京都の一択なので。
でも上述の通りでわざわざ混むような場所をアピールするのって有効じゃない気がするんです。コロナが流行したからこそ空いている場所への需要があると思います。
本数が少なくてのぞみ料金も取れない「ひかり」「こだま」の販売促進にはやる気がないのかもしれませんが沿線には他の観光地もあるわけですから、敢えてそちらをPRするというのも一案ではないかと思うのです。
せっかくこれまでとは生活様式を変えようという機運が上がっているのに既存のドル箱的なところに結局頼るのか〜〜と少し残念に感じたので今回紹介しました。