【個人的に気になったニュース】金融緩和に関する興味深い考察

まえがき

11月3日にダイヤモンドオンラインから出た記事です。日米金利差が円安の理由と言われる中で、その金利差を産んでいるのが金融緩和なわけです。

なのに実はその円安を狙って金融緩和をしていたんだと言われると「えぇ〜っ!!」となりますよね。

何となく腑に落ちたこの記事の内容

元を辿ると金融緩和ってアベノミクスの3本の矢として発動されたものですよね。通称黒田バズーカとも言いましょうか。

アベノミクスの「3本の矢」とは
「デフレからの脱却」と「富の拡大」を実現する経済政策
  • 大胆な金融政策
  • 機動的な財政政策
  • 民間投資を喚起する成長戦略

この経済政策が目指していたのは物価上昇率の安定した2%越えの達成です。よく聞く目標です。ですがこの記事では実際の狙いが違うところにある、というのです。

  • 国債の買い入れで利回りを下げて資金調達をしやすくする
  • わざと金利差を生んで円安に誘導する

当時はリーマンやら東日本大震災やらで経済状況は底もいいところでした。一時期1ドル80円台なんてこともあっ他のが今では信じられないですよね。

日本は昔から原料を輸入して製品を輸出する加工貿易がメインとするところだったので、輸出企業が有利になるように円安に誘導したかったというのは納得が行きます。

利回りの話もいつだったか忘れましたが「指値オペ」なるものを発動して長期金利を0.25%以下に抑えようとしたところからも金利を低くしたかったんだろうなというのは想像に難くありません。

出口はないっていうけれど

結局150円を超えるまでの円安になっても金融緩和が続いている、これが現実です。

今金利を上げてしまうと円安は解消するけど住宅ローンとか、国債の利払いが・・・ということで金融緩和を続けているという噂もあります。それならそれでも構いませんが、未来永劫やめませんてなると後は他国が金利をどうするかに完全に依存することになります。それってどうなんでしょう。

物価だって少しずつ上がるのがいい状態とされるように為替だって短期間でコロコロ変わらないのが企業の経営を考えても望ましいはずです。それくらいのことは考えて1つ1つの判断は下して欲しいものです。

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