【2021年読書レビュー】「失敗」の日本史

スポンサーリンク

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

『「失敗」の日本史』です。

成功の裏にはたくさんの失敗があります。そして、自分達が先人から学べることはどうやったら成功するかではなくどうやって失敗してしまったのかです。

スポンサーリンク

日本の歴史上でもたくさんの人物がなぜこんな行動を取ったのかと評価されている事例があります。本書は時代別の「失敗」を見ていくことでもしその失敗がなかったらどうなっていたのかというタラレバ話です。

本書の構成
  • 鎌倉時代ー平清盛、源義経など
  • 南北朝時代ー後醍醐天皇、北畠顕家など
  • 室町時代ー斯波義将、足利持氏など
  • 戦国時代ー上杉謙信、武田信玄など
  • 安土桃山時代ー織田信長、豊臣秀吉など

「神風」が吹いたわけではなかった元寇

中学校の歴史の勉強でも「元寇」はご存じかと思います。

元寇とは
  • 1274年の文永の役、1281年の弘安の役の2回にわたって起こった蒙古(元)による侵攻

中学校の教科書だとうまいこと2回の戦は凌げたこと(うち1回は神風のおかげだなんて話も)と、日本のために頑張ってくれた武士に本来ならご褒美をあげなければならないところ、あげる土地がなかったせいで武士からは不満が高まったというところまでは書いてあったでしょうか。

これに絡むのが北条時宗ですが、彼は元寇に際してこのような失敗があったと言われています。

  • 元から「とりあえず挨拶に来てほしい」という国書が持ってこられたのに返事もしないし行きもしなかった
  • 武士が戦っているのに自分は戦闘地となった九州にすら行っていない
  • 戦後の褒賞はあげないけど自分の土地財産は増やしていた

もはや成功した点、うまくことを進めた点がありません。そりゃ信頼失墜するのも納得です。現代風にいうとこういうクズ人間の出来上がりです。

  • 嫌いな人でもとりあえず朝の挨拶はすべきところをしていない
  • 自分の仕事は他人にさせて自分は何もしない
  • でもその他人には報酬をあげないで自分がもらう

失敗する場合は共通点あり

この本のいいと思ったところ

  1. 多くの人物の失敗を取り扱っている
  2. 今の観点でどうすればよかった(著者の意見だが)セットになっている

歴史を勉強していても個々人にはそこまでスポットライトが当たらないのでニッチな知識を知りたい人にとってはうってつけかと思いました。

言い換えると歴史の基礎知識がないとちと辛い。

本書の内容に関連して思ったこと

取り扱っている話は個々人で全然違いますが、現在でもそうであるように失敗する人うまくいかない人ってやることが似てると思いませんか?

  • 人に対する敬意がない
  • しかるべき相談・連絡がない
  • 他人より自分(GIVEよりTAKE)

人のふり見て・・・です。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中8点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。日本史好きにとっては面白い内容でした。そうでない人にはごちゃごちゃにうつるかも。

  • 歴史が好き
  • 歴史上の人物の失敗体験って面白そう
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA