【2021年読書レビュー】最新の日本史 教科書の常識がくつがえる!

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

『最新の日本史 教科書の常識がくつがえる!』です。

日本史で覚えている出来事って何がありますか?有名どころだと

  • 応仁の乱
  • 本能寺の変
  • 廃藩置県
  • ポーツマス条約

こんな感じでしょうか。

本書は著者が日本史上何らかのターニングポイントになったとする出来事7つの裏側、そうなった背景には何があったのかを解説しています。

本書の構成
  • 大海人皇子(のちの天武天皇)の吉野降り
  • 保元の乱
  • 享徳の乱
  • 大津浜事件
  • 廃藩置県
  • 日比谷焼き打ち事件
  • ノモンハン事件

廃藩置県の功労者は〇〇

個別がどんな出来事だったのかは割愛します。7つの出来事のうち背景がしっかり理解できた廃藩置県について紹介します。

ご存じ?のように元々は今の都道府県みたいな形で地域をまとめていた藩を無くしてしまったのが廃藩置県ですが、成立までは以下のような道のりがありました。

  • 明治政府は軍事力がなかったので薩長土佐の3藩に東京(元は江戸)まで出兵させていた
  • 長州をきっかけとして新政府への反感がたかまっていた
  • 薩摩藩が出兵を取りやめる旨の願書を提出
  • 大久保利通と木戸孝允は薩長の力を借りて政府を維持しようとする
  • 西郷隆盛は政府改革の全権を委ねることを条件に東京行きを承諾した

明治時代になってからの話といえば鉄道ができただの富国強兵だのと強権的に政策を進めていったような印象でしたが、最初はそうでもなかったようです。

文字通り都道府県が設置されたのも個人個人の名前が明確に定められるようになったのも廃藩置県がターニングポイントになっている以上、日本近代化の大きなきっかけとして称えられるべき功績です。

歴史は地続き

この本のいいと思ったところ

  1. 学校の日本史では学べない裏事情がわかる

高校の日本史Bでもここまで詳しく教わった記憶はありません。専門家ならではの視点と情報が盛り込まれている点に本書の価値があろうかと思います。

本書の内容に関連して思ったこと

著者は本書の目的として歴史のターニングポイントについて「大いに納得し、誤った選択をすることのないよう、あなたの人生の参考にしてほしいと願っている」としてます。

さすがに国を動かすような一大イベントに関する決め事と一人の人生の決め事を同レベルに扱おうというのは言い過ぎ感を感じますが、どんな観点や狙いを持って決断していたのかは参考になりそうです。

決め事ひとつとっても

  • 自分が得をするかしないか
  • 他人に損をさせることはないか
  • 反感を買って、最終的にとんでもないことが起こるリスクはないか

考えますよね。これは通ずるかなと思います。いかんせんことのスケール感が違いすぎるので同じノリで決めるわけにはいきませんが。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中8点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

  • 日本史が好き
  • 個別の歴史上の出来事についてもっと詳しく知りたい

日本史好きだといいですが、そうでないと退屈に感じるかもしれませんそうであればもっと平易な本から入ると日本史そのものの楽しさをわかってもらえるかなと日本史付きの1人としては思います。

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