【2022年読書レビュー】ニュースの数字をどう読むか

まえがき

今回紹介する本

『ニュースの数字をどう読むか』です。

本書の概要

ニュースは出す数字がなくても大げさに報道しがちですが、こと数字を伴う場合は大げさに報道していることが数字の出し方で以ってわかります。

特にここ2年はCOVID19に絡めて感染者数や入院者数、死亡者数、経済損失などなど数字で表す情報に溢れているのでマスコミに踊らされがちです。

本書では数字の読み方にスポットライトを当てており、マスコミや個人が都合よく切り取って出している情報でも正しく読み取れるようになることを目指しています。

本書の構成
  • データの大きさ
  • 統計学的に有意、とは
  • 平均とこれまでの知見
  • etc…

今すぐ注目できる数字の「分母」

本書は数字の読み方ということで具体的には統計に関する解説に重きが置かれています。とはいえ平均とか標準偏差とか相関係数とか、普段のニュースで読み取るのは無理があります。元データがないと自分で検証もできませんしね。

ただ、データの分母。これは今すぐでもチェックできる項目です。それこそCOVID19が流行し始めてから仕切りに感染者数や死亡者数のみ報道をしていましたが感度が高い人であれば

「絶対値だけ言われても怖いのかどうかわからん」「高齢者だけなのか全世代関係なく同じように感染しているのかどっち?」こんな疑問を持たれていたことと思います。その結果しばらくしてからは

  • 人口10万人あたりの感染者数

これは報じられるようになりましたね。それでも

  • 年代別人口〜人あたりの感染者数
  • 年代別での死亡率(感染者のうち何人が亡くなられている?)

こういう情報は自分で探さないと出てこないですが。

COVID19のニュースに限らず、街中アンケートや電話での世論調査などニュースで見かける数字には基本的に分母が存在しますのでこれからはこれを意識してニュースを見てみると見方が変わってくるかと思います。

あとがき

COVID19のおかげでニュースの見方には気をつけようという本とかYouTube動画が出回るようになったのはいい傾向だと思います。

根本的にはテレビや新聞のニュースはみない(どんなことを報じているのかぐらいの把握で見るのは全然アリ)方が変な誤解をしたりニュースに踊らされたりすることがなくなるのでオススメですが、かといって自分であらゆる情報を取得しにいくのも手間がかかりますのでどうせ見るなら正しく理解する方法を携えてみるようにしたいですね。

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