この記事のもくじ
今回紹介する本
『ハーバード大の研究でわかった ピーナッツで長生き!』です。
ピーナッツ、もしくは落花生。日本だと千葉でそのほとんどの生産量を占めていて中国からの輸入産の方が量的にはよく見かける食材です。ピー「ナッツ」なのにナッツ類ではなく大豆と同じ分類なのは比較的知られているピーナッツでございますが、本家本元のナッツ類よりもピーナッツがおすすめだ!というのがこの本で言ってることです。
皆さんはどちらが健康に良さそうなイメージありますか?アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオ、胡桃。こちらが体にいいというのは健康にいい情報をまとめたような要約本(例えば世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事)でもよく登場してきます。糖質制限or notで健康にいいとされる食材は変化しますが、ナッツと野菜と青魚とコーヒーは絶対出てくる印象です。
それくらいの力を誇る本家のナッツ類を前にしてもピーナッツがおすすめされる理由、気になりますね。本書ではなぜピーナッツが健康にいいのか、本家ナッツのアーモンドよりおすすめできる理由などが紹介されています。
- 気軽なおつまみは最強の食材だった!ピーナッツを食べると「健康、キレイ、長生きできる」
- アンチ情報は間違いだらけ!ピーナッツ「常識のウソ」
- いま、時代はピーナッツ!アーモンドよりピーナッツがおススメ。10の理由
- 身体がみるみる変わっていく!長生き効果が最大になる「医学的に正しい食べ方」7ヶ条
- 主菜から、おつまみ、デザートまで「ピーナッツメニュー」簡単レシピ集
ピーナッツをアーモンドよりおすすめできる理由
ピーナッツが全く健康にプラスに働かないという理解は元々してなくて、あくまでナッツ類に比べると、が自分の解釈でした。最近は常食してませんが、毎月定期的に購入していたときはピーナッツは完全なおつまみ、ナッツ類は健康目的でという棲み分けをしていたくらいなので。
本書ではアーモンドよりピーナッツをおすすめできる理由を10個紹介していますが、全て紹介するわけにもいかないので3つだけ紹介します。
- コスパがいい(効果は7割値段は半分)
- ナッツ類より高い抗酸化作用
- 中国からの輸入品でも品質は安心
コスパがいい(効果は7割値段は半分)
効果が7割というのは著者の一声みたいなもんで、何かの研究結果を受けて7割だと言ってるわけではない点はご注意ください。でも価格の方は納得じゃないでしょうか?
ナッツ類ってアーモンドに限らず海外のしかも遠くからの輸入品が多いので物価上昇の影響をもろにくらってる気がします。ピーナッツもメインどころも中国ですが、まだマシかなと。いくら健康によくても経済的に続けるのが現実的じゃなかったら意味ないですよね。マヌカハニーとかグラスフェッドバターとか。
間食にも使えるし、ピーナッツが高コスパ食品なのは同意いただけると想います。
ナッツ類より高い抗酸化作用
抗酸化作用というのはこの3つ。
- ポリフェノール
- オレイン酸
- ビタミンE
これら自体はナッツ類にも含まれている栄養素ですが、これがアーモンドの4倍あるということでおすすめされています(抗酸化物質活性という指標が4倍です)。
これだったらピーナッツでもいいかな?と思えます。ちなみに本書ではピーナッツに含まれるポリフェノールの1種として
中国からの輸入品でも品質は安心
いまだに中国産という不安を覚える人、まぁまぁいらっしゃるんじゃないでしょうか?
ただ本書では、日本で販売する業者が現地に赴いてチェックをしたり水際検査でよろしくないものは排除したりする仕組みができていることを挙げて品質面は問題ないよ!としています。国内産はどうしても割高ですから中国産に頼らざるを得ないのが今の日本の経済レベルですが、ひとまずは中国産でも心配なく食べれます。
また、これは本書とは直接関係のないたったひとつの事例ですが、自分がちょこちょこ買ってる山本漢方の青汁があります。
ここの大麦若葉は中国で作っていることを明記しつつ、自分たちが厳しい品質管理をしていることも紹介しています。こういうのだと安心して買えますよね。もし悪いことがあったとしたらそれは中国で栽培していたかどうかというよりは山本漢方の管理の仕方の問題ですし。
ピーナッツの販売業者でここまで丁寧い情報開示しているところは見かけたところがないですが、もしあれば積極的に買わせてもらいたいと思います。
でも、〇〇だけはNG
これだけ読んだら「あのハーバード大の研究でも認めたんだから」と言ってピーナッツばかり食べる人が出てきそうですがそれはやめましょう。何事もほどほどというのがあります。
ピーナッツもアーモンドも胡桃も食べる。野菜も魚も肉も食べる。
人間は雑食ですからね。あれこれ食べてる方が調子もいいです。自分一人の経験しか基づいてませんけど。