この記事のもくじ
・海外の労働環境が気になる方
はじめに
今回の質問と自分の回答はこちらです。
日本と海外はどちらが休み多い印象ですか?
なんとなく海外が多い印象です。
「日本人は働きすぎ。欧米の人は年に1回1ヶ月ほどのロングバケーションを取って家族と旅行に行ったり余暇を満喫しているのに日本ではまとまった休みが取れない」
こんな言葉を聞いたことはありませんか?
自分も多少は実感ベースで海外の方はしれっとまとまった休みを取っていてコンタクトがとれないというのを聞いたことはあるのですが、ふと「日本ってめっちゃ祝日あるよな。日数だけでみたら本当に休み少ないんだろうか?」と思ったのです。
そこで今回は、
・日本と海外の休日の比較
・比較してみて思ったこと
について紹介します。
日本と海外の状況
日本の状況
厚生労働省のHPに就業条件に関する資料があったので、こちらを引用します(以下画像も出典は同じです)。
・業種:サービス業や製造業など16種類
その他条件:常用雇用者(≒正規雇用)が30人以上いる企業
日本全体には421万社(出典:経済産業省)あるので、アンケート対象はそのうちの0.1%の企業です。
というか調査対象のうち回答していない企業が2000近くあるのがびっくり。答えない/答えられないということは自らブラックですって言ってるようにしか自分には思えない・・・。
まず、年間休日日数は次の通り
※労働者が取った有給は含まれていません。
全体平均だと108.9日。週休2日ベースだと2日*52週/年=104日、プラスしてゴールデンウィークや年末年始休みと時々の土曜日出勤などと差しくりでこれぐらいになります。
みなさんの実感とはどれくらい違いますか?
ここで1)と2)の違いがわからない方に向けて解説をしておきます。
例えば、従業人が100人いて年間休日100日の条件で働いている方が70人、120日で働いている方が30人の会社があるとしましょう。
この場合、1)の数字は例でいう100日、2)の数字は(100*70+120*30)/100=106日となります。
会社での一番多いモデルケースが1)、全体平均が2)と考えるといいでしょう。
年収とかも一緒ですが、極端に一番多いケースから外れている人がいると実態と乖離しているなんてことがあり得るので数字を見るときは気をつけましょう。
次に有給の消化日数を紹介します。ここで「周りで言ってるのと全然違うぞ‼️実態と違う❗️」となるかもしれませんが、もしそうだとしても悪いのは厚生労働省ではなく数字をでっち上げた企業側なので誤解のないように。
ちなみに自分はこれ以下です。
本当に代休とか時間外の調整を抜きにして純粋に休みたいと思ってとれた休みが全体平均9.4日もあるのかどうかはおいといて、以上2つを合計すると
114.7+9.4=124.1日
がこの調査だけで結論づけられる日本で働く労働者の平均休日日数です。
海外の状況(日本との比較)
日本のように企業のベースの年間休日数が書かれたものが見つからず、同じ土俵でないのですが見つけてきたものを掲載します。
1つ目はカレンダー上の休日日数+有給付与日数(≠取得日数)の比較、2つ目は祝日+有給の取得日数での比較になります。
1つ目はカレンダー+会社の制度上でMAXとれる休日日数ということになりますね。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 データブック国際労働比較(2018)
出典:プレジデントオンライン 「祝日日数世界1位!日本人は休みすぎ!?」
2つめの方、イギリスとドイツのデータないじゃんと思ったら、ドイツのほうは週刊東洋経済で、イギリスのほうはエクスペディアにデータが載ってました。
ドイツも有給消化は100%、イギリスは96%なので1つ目の画像にのっている日数がそのまま取得日数になると考えて差し支えないかと思います。
比較してわかった事
- 日本は無駄に祝日が多くて、一斉に休むのがよろしくない
- 有給は取得日数も取得率も最下位のくせに労働時間も長い
日本は無駄に祝日が多くて、一斉に休むのがよろしくない
これは年末年始休みのような長期連休もそうですが、みんなが同じタイミングで休んで働くからJRやら高速道路の渋滞を招くのであって、学校は無理でも会社だけでも休みは分散したほうがいいですね。
これは休日の多い少ないとは直接関係のない話ではありますが・・・。
有給は取得日数も取得率も最下位のくせに労働時間も長い
先ほど出した通り、日本は有給の取得日数という点でも取得率の点でも他の先進国より劣位です。
これが例えば
・日本:1日あたりの労働時間8時間*労働日数240日=1920時間
・他の有給とってる国:1日あたりの労働時間9時間*労働日数220日=1980時間
みたいに合計労働時間だけでも他国と同じなら労働環境として救いようがあるのですが、独立行政法人 労働政策研究・研修機構 データブック国際労働比較(2019)によれば労働時間も日本は他国より多いという結果に。
せいぜい有給の条件や労働時間で勝負になるのはアメリカぐらい。
じゃあGDP(国内総生産、国内でのお金の循環量みたいなもの)はどうかというと、下の図(出典:経済産業省)。
・アメリカは右肩経済成長
・日本は長く働いているくせに日本より有給も取って労働時間も短い欧州諸国と同じような推移
という残念すぎる結果です。
日本の労働者(自分含め)が生産性低いと言われてしまっていることがここにも現れてますね。
他方で終身雇用とか簡単にはクビにならない就労制度なのが日本にはあるので、それをメリットと考えることもできすが・・・。
おわりに
自分も低い生産性を構成する一員なので、別にこの結果を受けて誰かを批判するとか上から物申すなんてことはありませんが、この環境でずっと定年まで身を置くのは嫌だなと改めて思いました。
休みも仕事も管理できる働き方実現のために、これからも経済的自由に向かって頑張ります❗️
****
以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!