【2021年9月ブックレビュー】腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境

ブックレビュー

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今までは毎月読んだ本をまとめて紹介していましたが今月からは1冊ずつ紹介します。直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

今回紹介する本

『腸と森の「土」を育てる 微生物が健康にする人と環境』です。

腸内環境を整えて健康になろうという「腸活」がここのところ流行りになっていますが、自然まで絡めてくる本はみたことがありませんでした。

タイトル見ただけで「どうせ肉食禁止なんだろうな」とか「地産地消の推奨でしょ?」そんなふうに疑って読んでしまう自分がいました笑。

いざ読んでみるともっと中立的でしたけどね。

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書籍の構成

本書はもっと自然と共生するライフスタイルを取り戻して人だけでなく自然も本来の姿に戻そう!という意図のある本です。

  1. 人と森の関係
  2. 腸内細菌による生命システム
  3. 腸内環境の乱れと病気
  4. 環境問題と食の選択の重要性
  5. 体と地球のために食を選択するライフスタイル

ボリューム多くて読み疲れました。

書籍の気になった内容を一部紹介

本書の中で最も印象に残ったのは4章の話です。世界経済フォーラムでは今後10年以内に起こる可能性の高いリスクをグローバルリスクとして発表していますが、2020年時点では全て気候関係になっていたのです。

ちなみに2021年発表は
上位3つは①異常気象②気候変動緩和・適応への失敗③人為的な環境災害となっています。起こる可能性とは別に起こったら影響がでかいものとして感染症がランクインしました。時勢を反映していると言えます。

また、次の項目はすでに回復不可能なレベルまで悪化していると言います。

  • 気候変動
  • 土地利用の変化
  • 生物多様性の喪失

確かに気候変動はここ10年ぐらいずっとゲリラ豪雨と言ってみたり線状降水帯と言ってみたり、言い方はさまざまですが、要は熱帯化している実感があります。

また、好き勝手に森林を伐採しては開墾して・・・というのも蔓延しているし、絶滅危惧種みたいなのも多くなっています。こういった背景をもとにしてライフスタイルを変えるべきというのは納得のいく意見です。

感想などなど

この本のいいと思ったところ

  1. 一般的な腸活の話もちゃんと解説している
  2. 情報量の多さ

読み疲れるくらい、新書にしてはボリューミーです。よくある腸活本を読んだことがないのであれば、代わりにこの本を読んでも素っ頓狂なことにはならんと思います。

本書の内容に関連して思ったこと

今後の農業をどうするかのところは正直理想論ばかり言われても・・・て思いますが、ライフスタイルを変えるべきなのは本当にそうだと思います。

カーボンニュートラルをしないといけないと言いながら森林伐採してメガソーラーを設置しちゃうし(そうじゃないでしょ感)、電力供給のめどもないのにEVへの置き換えを検討しているし本当に環境のためにやってることって全然ないなーと思います。

ちなみに自分はどうかというと

  • 車は持たずに公共交通で(節約目的もあるけど)
  • 食品は基本的に国内産のものを
  • ものは買わない(捨てると結局燃やされるだけ)

みたいな感じで環境に配慮した生活を送っているつもりですが、まだまだ要改善です。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中8点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

読むのがおすすめな方

  • ライフスタイルを思いっっきり変えてみたい方
  • 体も地球も健康になれる方法を知りたい方

穿った見方をすると肉食はだめで植物性食品だけにすればいいのかとか文明をすべて放棄して原始時代に戻ればいいのかという声がありそうですが、それはそれで極端ってもんです。

あくまで参考としてこれからは少し生活を見直そうかなと顧みるために読めば十分です。ライフスタイルを再考するきっかけになる1冊でした。

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