この記事のもくじ
まえがき
改悪改悪and改悪
楽天サービスの2021年はこう行ってしまって良いでしょう。
- 楽天ゴールドカード利用時の+2倍の終了
- 楽天証券でのクレカ積み立ての還元率ダウン
- 楽天証券のSPU条件厳格化
- ポイント還元対象が税込から税抜へ
上げたらキリがありません。
それでも利便性○な楽天ポイント
とはいえポイントの貯まりやすさを元々100点満点とするなら90点とか80点までしか取れなくなったみたいなもんで、致命的な改悪には至っていません。相変わらず還元率はぶっ飛んでますよね。
そして使いやすいことも魅力です。
通常ポイントなら少額のポイントから楽天カードの支払いに充当できるし楽天証券での購入にも使えます。
期間限定ポイントは若干範囲が狭まりますが楽天ペイにも使えますし楽天市場での支払いにも使えます。実質使い物にならないポイントがあることを考えたら貯める上でも使う上でも楽天がいいサービスを提供していることには変わりありません。
そして何と言ってもなのが楽天モバイルや楽天でんきなどインフラ的位置付けのサービスの支払いにも使えることです。
自分はこれのおかげで楽天モバイルはこの2年ほどずっと0円を維持しています。
いくらお得でも一番のお得は「使わないこと」
決して忘れてはいけません。
- どうしても買わなきゃいけないものであって
- それがたまたま楽天市場で購入できて
- 結果的にポイント還元を受けられた
だからいいのであって、ポイントありきでいらないものを買うくらいなら何も買わないのが一番お得です。
例えば自分の楽天経済圏の使い方だと大体2万円ほど利用すれば期間限定ポイントだけで楽天モバイルの料金を支払えるのですが、これも必要な出費がたまたま楽天で集約できるからいいのです。3000円ちょっとの携帯料金を払いたくないがために2万円の無駄遣いをするのはゲスの極みと言ってもいいでしょう。だったら最初から何も買わずに大人しく3000円の携帯料金を払えばいいわけですから。
今回はこういった改悪記事が出たごとに発信者から感じたポイントへの過剰にも思えるこだわりを是正すべくタイトル通りの検証をすることとします。
楽天モバイルと楽天でんき、両方ポイントで払うには?
必要金額の前提条件
以下に揃えておきました。
- 利用料金・・・8,616円
- 楽天モバイル・・・基本料金2,980円+消費税+ユニバーサルサービス料=3,281円
- 楽天でんき・・・2020年の一人当たりの平均の電気料金5,335円(2020年の家計調査報告の二人世帯の平均の電気代の半分)
- ポイント還元率
- ケース1・・・5.5倍(楽天会員1倍+楽天モバイル1倍+楽天カード通常分1倍+楽天カード期間限定分1倍+楽天市場アプリ0.5倍
- ケース2・・・23倍(2022年4月以降のSPUを完全クリア+お買い物マラソン9倍)
- ケース3・・・15.5倍(ケース1+楽天証券0.5倍と楽天Kobo0.5倍+お買い物マラソン9倍)
ケース3は4月以降の自分の利用方法まんまです。
ここに5と10のつく日の2倍とか3,980円以上購入でもらえるプラス1倍を折り込んでもよかったのですが 3,980円以上の方は条件付きですし5と10のつく日に至ってはSPUと違ってなんでプラス2倍にしているのかの根拠がない(SPUは楽天のサービスを使うことの対価として貰えているという理解)のでいつ終わってもおかしくないという見立てで入れませんでした。
あと、4月からもらえるポイントは税抜き金額がベースとなるので、それも加味しています。
ケース1の場合
これは単発でドカンと大きな買い物をする場合を想定したものです。
金額としては約172,320円です。
結構良さげなドラム式洗濯乾燥機とか大きなテレビとか買わないと達成できない金額ですね。なので楽天経済圏にどっぷり浸かっていないような方はそもそもポイントで支払う前提でいないことが正解と言えます。
ケース2の場合
楽天市場でのお買い物としては42,000円で済みます。さっきとは大違い。
が、一つ落とし穴があります。それはSPUの倍率を上げるためにケース1ではしていなかった出費が存在することです。
リストでばーっと書いていきましょうか。
- キャリア決済・・・0.5倍のために毎月2,000円
- 楽天ひかり・・・1倍のために毎月約4,000円
- 楽天プレミアムカード・・・2倍のために年間で11,000円
- 楽天証券、楽天ウォレット・・・お金の使い方として投資なので除外してあげる
- 楽天トラベル・・・1倍のために5,000円
- 楽天Kobo、楽天ブックス・・・上記金額に含めてノーカンにする
- 楽天Pasha・・・ポイント付与数にもよるので一旦1000円とおく
- 楽天ファッション・・・1000円
- 楽天ビューティー・・・3,000円
合計で17,000円ほどです。ということは正味59,000円です。
ケース1よりは半分ほどになってますが、そもそも毎月こんなに出費するんか・・・?と自分はつい思ってしまいます。ふるさと納税をまとめてするとかスマホみたいなそこそこ金額するものを購入しないと、とても生活必需品だけで到達するような金額ではないですよね。
ケース3の場合
最後は現在の自分が楽天市場でのお買い物するときの倍率です。
この場合は62000円ほどです。
ケース2と一緒で何かまとまった買い物でもしないと到達しない金額です。
自分は大体25,000円ほどコンスタントに買い物しているので到底足りません。最も、現在は楽天でんきは使ってませんし今後使うとしてもポイント払いしようというモチベーションはありませんが。
あとがき
ポイントはあくまでおまけ
日本はポイント還元のサービスが蔓延しているので、ポイント還元されることが当然と考えがちですが所詮はおまけです。
サービスを提供している会社からしたらポイントで買い物をされたら現金が入ってこない分損になるわけですからいくら自社をたくさん使ってもらうための”餌”にしたって程度ってものがあります。
楽天の改悪にしたって文句を言う人はたくさんいますが、そのポイントの原資は何だったかといえば
- 楽天カードのリボ払いの利息(=情弱の犠牲の上に成立)
- 各種サービスでの手数料
- もしかしたら楽天や楽天市場に出店している店舗が肩代わり?
であって、商売の仕組みとして健全ではないと思いませんか?
重ねて言いますが欲しいものがあって、たまたまポイント還元を受けられるのであればいいんです。ポイントありきで損する買い物をするのはおかしいよねって話なので。これまでポイントに目が眩んで買い物をしていたのであれば今一度買い物の方法を俯瞰して見直してみることをお勧めします。